AGAとはいったい何?メンズのAGA治療について徹底解説!
最近テレビなどでAGAという言葉を耳にする機会が増えていますが、何を示しているのかについてはあまり知られていないのではないでしょうか。実はAGAとは男性特有の症状なのです。そこで今回はメンズのAGAについて詳しく解説します。
AGAとは(AGA診断付き)
AGAとは男性型脱毛症と呼ばれる、成人男性によく見られる進行性の薄毛のことです。AGAを抱える人は多く、予備軍まで含めると成人男性の実に4分の1がAGAと言われています。AGAになってしまうと、毛が成長する前に抜け落ちて細く短い毛だけが残り、薄毛を進行させます。
AGAの特徴として、頭頂部や前頭部を中心に薄毛が進行していくことが挙げられるでしょう。AGAの厄介な点は自覚することが難しいのにも関わらず、放置するとどんどん進行してしまうため早いうちからの対策が求められる点です。
ここでAGAのチェック診断を紹介しましょう。以下の4つの項目のうちあなたはいくつ該当するでしょうか。
・家系に薄毛の人がいる
・朝起きると、枕元に細くて短い抜け毛が落ちていることがある
・生え際や頭頂部、もしくはその両方が薄くなってきた
・最近周りから毛の薄さを指摘されることが増えた
仮に2つ以上当てはまった方はAGAの可能性が非常に高いです。今すぐにAGAの対策を行いたいという方はこの記事をしっかり読んだ上で、病院へ行って治療してみてはいかがでしょうか。詳しい解説は後の章でします。
AGAの原因について解説します
この章ではAGAの原因について解説します。AGAの原因はDHTと呼ばれる男性ホルモンであると考えられています。このホルモンは頭頂部や前頭部に多く分布しており、毛が生え変わる周期を早めることによって薄毛を進行させます。
通常の場合は2~6年ほどかけて毛球が太く成長し、2週間ほどで完全に退化して3~4か月ほど休止するというサイクルを繰り返していることは押さえておきましょう。
しかしAGAになると成長期の期間が1年未満に減ってしまい、その結果、毛が十分に育つ前に抜け落ちてしまいます。ちなみにDHTはテストステロンという男性ホルモンが還元酵素によって変換させられることで生成されますが、このDHTが生成される要因には食生活やストレス、運動不測なども関係していると言われています。
AGAの治療方法について解説します
前章でも軽く触れましたが、この章ではAGAの治療方法について紹介します。大きく分けて2種類の治療方法があることをご存知でしたでしょうか。その治療法とは、治療薬を服用または塗布する方法と、成長因子を頭皮に直接注入または植毛をする方法です。
治療薬の服用・塗布
この治療方法では発毛や育毛を自発的に促すことを目的としています。代表的な治療薬としてプロペシアという内服薬とミノキシジルという外用薬が挙げられるでしょう。プロペシアに含まれるフィナステリドという成分がAGAを引き起こす原因となるDHTの働きを抑制してくれます。ミノキシジルは頭皮の血行を良くし、毛母細胞に刺激を与えることにより発毛を促す効果のある薬です。
成長因子の注入・植毛
この治療方法では発毛する環境を外部から整えることを目的としています。AGA治療薬や髪の成長を促してくれるような成長因子を頭皮に直接注入し、発毛や育毛を促すメソセラピー療法やHARG療法などの治療方法は、新しいAGA治療法として注目を浴びています。
ちなみに、メソセラピー療法では治療薬の成分にも含まれるプロペシアやミノキシジルなどのAGA改善効果が実証されている成分を頭皮に注入する一方、HARG療法では細胞成長因子を注入します。細胞成長因子はどんな細胞にも変化できる幹細胞から抽出された成分なので、今話題の再生医療の一種であると言えるでしょう。
植毛という観点からAGAを治療する方法もあります。まだ髪の毛がある部分から毛根ごと皮膚を採取し、毛根のない部分に移植する自毛植毛という方法もあります。人工毛を植毛すると、皮膚トラブルが発生しやすいという欠点がありました。
しかし自毛植毛の場合は自分の細胞を移植するので、皮膚トラブルはほとんど起きません。
適切な治療法の選び方
ここまで2つの治療法を紹介しましたが、どちらの治療法がより自分に合っているのかを自分自身で判断するのは難しいかと思われます。ここでおすすめしたいのが、オーダーメイド処方や独自の治療法を行っている、個人の状況に合わせた治療を行ってくれるクリニックへ行き、お医者さんに相談してみるということです。
なぜなら、個人の状況まで把握をしないと薄毛の要因を特定するのはお医者さんでも難しく、それゆえにマニュアルに基づいた画一的な治療はできないからです。
まとめ
今回はAGAについて詳しく解説しました。AGAを早期発見するためには、AGAをすでに抱えているかもしれないと疑う心を持つことが大切です。早期に発見できれば完治する病気なので、自分がAGAを抱えているかもしれないと思ったらすぐに医療機関へ行ってお医者さんに相談をしてみることをおすすめします。